文系ヒキニートの自堕落物語

就職活動で失敗してどん底に落ちた中堅大学文系ニートが社会人として復帰するまで頑張るブログです。時事ネタ、やってみたこと、恋愛、近況報告、まとめ記事など色々書いてます。

フジロックでSuchmos(サチモス)が炎上した件について

 

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(※注 この記事ではフジロックフェスティバルにてSuchmosが炎上した事のみを扱っています。Suchmosに対する誹謗中傷を目的とした内容は書いておりません。)

 

フジロックフェスティバル3日間開催がとうとう終わってしまいました。

フジロックの雰囲気とかフジロックに出演するアーティストは独特な世界観を持った方々が多くてやはり他のフェスとは一線を画していますね。

 

ちなみに、フジロックフェスティバルは今年20周年だったらしいです。

いつも超有名な海外アーティストさんが出演したりと豪華な出演陣を揃えていますが、今回はいつも以上にアーティストのメンツが豪華だったのではないでしょうか。

ボブディランがフジロックに来るなどということもあり、特に音楽関係者の方々は行きたくてたまらなかったと思います。

 

そんなフジロックなのですが、今回はなんと開催中の3日間youtubeでライブ配信を行っていました。

どちらかといえば日本人向けというよりは海外向けにですが、日本人でも見ることができたので見ていた方は非常に多かったと思います。

全てのアーティストではないのですが、グリーンステージ・ホワイトステージ・その他のサブステージに出演していた方々のライブ映像が配信されていました。

 

そこでタイトルにもある通り、Suchmosが配信アーティストとして選ばれており実際にライブ映像が配信されたのですが、そのライブパフォーマンスがびっくりするくらい炎上しました。

僕はyoutubeで見ていたのですが、配信中のコメ欄は大荒れ、終わってからのツイッターも大荒れ、配信を見ていた人達だけでなく現地民の人達の中でも大荒れ、ととにかく賛否両論が巻き起こった結果となったのです。

 

というわけで、今回はなぜSuchmosが炎上したのかについて紐解いていこうと思います。

 

Suchmos炎上の原因

 

僕が思うに原因は1つではないと思います。

 

①配信時間が20分くらいしかなかったこと

Suchmosはメインステージでの出演だったのですが、配信時間が約20分ほどだったのです。

ちなみに、メインステージでSuchmos以外のアーティストさんはどの方も大体1時間ぐらいの配信時間があったと思います。

中には、最初から最後まで演奏が配信されているアーティストの方も居ました。

 

ですが、Suchmosは約20分しか配信がなかったのです。

 

20分というと、ライブ配信を見ている方なら3曲分くらいしか見ることができません。

 

元からセトリが知らされていたのであれば、新曲中心のセトリであったことを考慮して後半3曲分だけの配信にしたという可能性はあります。

しかし、そうだとしてもメインステージで期待されていたアーティストの配信映像が20分しかないというのは視聴者からすれば不満が募る内容だったのだと思います。

 

②セトリ攻めすぎ問題

Suchmosのセトリは全8~9曲で、その半分くらいは新曲だったみたいです。

 

今回演奏したアンセムは「VOLT-AGE」のみです。

「STAY TUNE」や「MINT」などは演奏されませんでした。(ツイッターやネットで情報収集を行ったので、間違えている可能性もあります。)

 

ですが、僕も配信を見ていてそこまで不満に思う内容ではなかったです。

一応(「VOLT-AGE」ですが)アンセムも演奏されていましたし、Suchmosが作る曲は全然ダサくないですからこういうのもアリなのかなーという感想でした。

ただ、僕はやっぱり「VOLT-AGE」の他に「STAY TUNE」か「MINT」が聞きたかったですし、配信時間ももう少し長ければ良かったなと思います。(自分の願望込みで)

僕以外にもきっとそういう思いの人達はたくさんいたのだと思います。

結果的にそれが原因でここまで炎上したわけですし。

 

ファンやアンチだけではなく、初見の人もいればちょっと気になってたけどライブ見るのは初めてという人もいたと思います。

中には「ライブの内容でSuchmosがどういうバンドなのか見定めたい」と考えていた人もいたのかもしれません。

 

演奏の内容はアーティストが決めるものですから、Suchmosがどういう内容のパフォーマンスをしようがオーディエンスが口を挟むことはできません。

ですが、Suchmosのパフォーマンスは自分達ではなくオーディエンスに届けられることになります。

 

音楽を通して自分達の思想ややりたい事やビジョンを伝えるということは非常に大切なことですが、今回のフジロックでのパフォーマンスに関していえば、オーディエンスにそれらを伝えるということは難しいことだったのではないでしょうか。

Suchmosとオーディエンスとの間にズレが生じていたのは炎上したことからわかりますし、色々な層の人達がいる中でSuchmos側一辺倒の攻めすぎたセトリを組んでしまったことはやはり問題だったのかもしれません。

例えば、これがワンマンライブだったりメインステージではなく小さなステージであればここまで炎上することはなかったと思います。

 

③ヨンス攻めすぎ問題

Suchmosのボーカルのヨンスさんですが、今回非常に攻めた格好やMCを行なっていました。

まず外見ですが、

頭はちょっと赤茶色っぽいヘアカラーで角刈りに近い短髪

服装は上から

赤富士のアロハシャツ(フジロックにちなんだ?)

青い緩めのワイドパンツ

裸足

でした。

 

他にもベルトが緩く留まっていたりと、かなり攻めた個性的なファッションをしていました。

 

次に、MCですが、

「ありがとう、木々たちよ」「この生命、この山...」など地球や自然を連想させフィーリングしたような難しい発言をしていたり、

「みんなもう既に気持ちいいんでしょう?」というある意味ネタとも取れてしまう発言をしていたことも話題となりました。

 

まず、ファッションに関してですが、初見の方は面食らってしまう外見であったのは言うまでもありません。

実際、女性ファンの中でもその格好が受け入れられない人たちもいたようです。

攻めすぎた結果、炎上の火がこちらにも飛び火してしまったような形となったのだと思います。

 

MCに関してですが、発言も一般人にはなかなか理解しがたい内容となっており、こちらも(ネタとしてですが)飛び火してしまったように思います。

 

また僕が少し気になったのは、そのMC以外に「おれらは適当にやるから」や「気になった人だけまた見てくれたらいい」的なことを発言していた点です。

おそらくフジロック以外の場所やライブでもそのような発言をしているのだと思うのですが、今回に限っていえば少し間が悪い発言だったのではないかと思います。

オーディエンスもノッているのかノッていないのかわかりづらい状況で、その発言は本当にただなんとなく適当にやっていたのだと受け取られかねません。

特に、オーディエンス以外の音楽関係者やプロモーターの方がそのように受け取ってしまうとこれ以後の音楽活動に影響を及ぼしてしまう可能性もあります。

 

結論として、ヨンスという人物のことを理解していないと真意がわからない今回の発言や格好はもう少し抑えたほうが良かったのかもしれません。

 

ぼくの考え 

僕の見解ですが、新曲中心のセトリでもせめて「STAY TUNE」か「MINT」どちらか1曲は入れておくべきだったと思います。

そうすれば、賛否両論の「否」の意見はもっと避けられたのではないでしょうか。

 

勘違いされたくないので書いておきますが、

Suchmosの音楽はダサくないんですよ。

オシャレですしカッコいいです。

「STAY TUNE」・「MINT」・「VOLT-AGE」・・・・どれもカッコいいと思います。

僕はファンでもアンチでもないですから有名な曲しか知りませんが、Suchmosは素晴らしいバンドだと思います。

 

ですが、今回のフジロックフェスティバルでのパフォーマンスはハッキリ言って

カッコよくないしオシャレではないです。

今回のパフォーマンスで一番損な役回りをしたのは僕のようなファンでもアンチでもどちらでもない層の人達なんですよ。

例えばSuchmosに対するオーディエンスの好感度を数値で表したとしたら0か100かで区別できないと思います。

好感度が10の人もいれば20、30、ちょうど50の人もいるでしょうし中には1や99の人もいると思います。

ファン全員が信者ではありませんし否定的な意見を書いたからってアンチというわけではないのです。

Suchmosはその中間の層に居る人達のことを考えていたのでしょうか。

フジロックのメインステージに立たせてもらっておきながら「ワンマンライブと同レベルのことをする」という行為は正しかったのでしょうか。

これらを踏まえたうえで「その層の方々のことを考えたパフォーマンスが出来ていたのか」という点については、疑問が残る結果となってしまったと思います。 

 

まとめ

今回はSuchmosがフジロックフェスティバルで炎上した件についてまとめてみました。

フジロックのような大きなフェスのメインステージでパフォーマンスができたということは、Suchmosにとって非常に大きな実績であり大きな一歩であることに間違いはありません。

ですが、僕はSuchmosのライブパフォーマンスで賛否両論が巻き起こってしまったことは残念なことだと思っています。

 

今回はこの辺で終わりたいと思います。

ここまで読んで下さりありがとうございました。