VSTプラグイン「TDR nova」を使用した時に発生するノイズについての対処法
今回は「TDR nova」というVSTプラグインを使用した時に発生するノイズについて対処法を書いておこうと思います。
おそらく発生する方は極めて少数だと思うのですが、そのノイズが発生した場合の対処法がハッキリと明記されていなかったので自分に対する備忘録も兼ねてここに記しておこうと思います。
TDR novaについて
僕はニコニコ生放送で配信をするのですが、その時に「obs studio」という外部配信ソフトを使用して配信をしています。
「obs studio」にはVSTプラグインという外部ツールのようなソフトフェアを使用することができ、これを使用するとマイクに特殊なエフェクトやイコライザをかけることができます。
そのVSTプラグインで高性能かつ無料で使用できるものとして「TDR nova」というプラグインがあります。
多数のサイトで紹介されておりこのプラグインを使用している方は大勢いるかと思います。
非常に高性能かつ無料とは思えないほどの高クオリティ、まさに敵なしなVSTプラグインであるこの「TDR nova」にもちょっとした欠点があるのです。
ノイズが発生してしまい使用できない
初めて使用される方は音声のテストを行うかと思います。
その時にノイズが入ってしまうことがあるかもしれません。
もしそのノイズが「TDR nova」使用時のノイズであれば対処法の部分を読んでください。
「TDR nova」を使用した時に発生するノイズの特徴としては、常に発生しているようなノイズではなく自分が声を発した時(マイクが音を拾った時)に発生しているノイズです。
また、そのノイズはノイズをキャンセリングする機能等を使用しても取り除くことはできないかと思います。(何個か方法を試したけど全部ダメだった)
また、「サーッ・・・」という音ではなく「ジジジジ・・・」といった非常に耳障りなノイズ音であることも「TDR nova」使用時に発生するノイズ音の特徴だと思います。(環境によっては違うかも)
何をしてもそのノイズを取り除くことができない、「TDR nova」をオフにするとそのノイズが鳴り止む、といった方は「TDR nova」使用時のノイズである可能性が非常に高いと思います。
対処法について
グーグルで検索したところ、知恵袋の質問が出てきたのでその質問の回答を参考にさせていただきました。
僕も詳しいことはあまり知らないのですが、「TDR nova」は他のプラグインと比べて遅延が大きいらしいです。
他のプラグインと比べると少し処理が重いんですね。
なので、配信用として使用できるプラグインなのですが、人によっては配信用として使用するのはあまり向かないという面も持ち合わせています。
「TDR nova」使用時のノイズはおそらく「パソコンのスペック不足」が原因です。
僕はこれが原因でした。
CPU等は特に問題なかったのですがメモリが4GBだったんですね。
普段使う分であれば4GBで十分なのですが、配信するとなるとメモリをかなり食ってしまい4GBでは足りないことがあるのです。
僕の場合はメモリが足りず処理が追い付いていない時にノイズが発生してしまうというような感じでした。
なので、対処法としてはメモリを増設するなどしてスペックを強化してあげてください。
昔のCPUを使っておりCPUの付け替え等もできるのであれば、CPUの付け替え等も行ってあげるとより一層安定するかと思います。
僕の場合、メモリを8GBに増設しただけでこのノイズ問題に悩まされることはほぼ無くなりました。
おそらくですが、この特有のノイズは「メモリ不足」が一番の原因だと思うので「メモリ増設」を行えばほぼ改善されるはずです。
(対処法とは違いますが)また「TDR nova」を使うことを諦めて、代わりになるVSTプラグインをストレートに探して使うという手もあります。
obs studioとの相性について
相性に関しては、特に問題はありませんでした。(僕はOSがwindows10のノートPCを使用しています)
むしろゴリゴリに相性が良いです。
なので、基本的に「obs studio」と「TDR nova」どちらも最新のものをインストールして使用すればほぼ大丈夫だと思います。
回線速度は関係あるのか
回線速度の問題は特に関係ないと思います。
回線が原因だった場合、おそらくOBS側ではなく配信サイト側の方で何か問題が発生すると思いますので、回線速度が「TDR nova」に影響を及ぼすといったことはほぼ無いと思います。
終わりに
今回は「TDR nova」使用時に発生する特有のノイズについての対処法をまとめてみました。
実際のところこのノイズは、DTM(トラックメイク)等に使用される場合はほぼ発生することはないと思いますし「配信」という限られた状況の中でもごく少数の方のみに発生するレアケースだと思います。
なので、正直な話そもそもこの記事自体が役に立つのかどうか全くわかりません。(笑)
ただ、もし同じような症状で悩まされている人がいたら是非僕の対処法を参考にしていただけると嬉しく思います。
今回はこんな感じで終わりたいと思います。
ここまで読んで下さりありがとうございました。