24歳になって初めて花屋さんがつぶれない理由を知った話
今回は24歳になって(いい歳して)初めて「なぜ花屋はつぶれないのか」という理由を知ったのでそれを書いていこうと思います。
理由を知った時「へー、なるほどねー」と思ったので、その知らなかったことを知った時の気持ちいい快感を皆さんにもお伝えしようと思います。
花屋とは
どこの街にも必ず1店舗は存在する花屋。
個人経営の小さな店もあればテナントを借りて営業している大きな店舗もあります。
そして、憧れが強い職業でもありますよね。
フラワーアレンジメントとか花屋で働くとか女性の方なら一度は夢見たことがあるのではないでしょうか。
ドラマや映画でもキャストが花屋で働いているシーンがよく入ったり、「花屋の店先に並んだ・・・」と某超有名アイドルグループが歌っていたりと、特別な思い入れや特別な気持ちを感じさせるような存在が花屋なのであります。
花屋さんは普通に生きてたら必ず一度は見たことがあると思います。
でも、実際花屋さんの中にまで入って花を購入したことって数えるほどしかありませんか?
(ちなみに、僕は今までで一度もないです。)
皆さんもきっとそうだと思うんですよ。
頻繁に花屋さんに通っている人ってほぼ居ないと思います。
でも、つぶれないですよね?
大抵そういう店舗(特に飲食店)は新しく開店してもすぐに閉店してしまいます。
経費は常にかかりますし、利益が出なければお店が潰れてしまうのは当然の話です。
僕の家の近くにも大きな花屋さんがあります。
その花屋さんは僕が小さかった頃からあるので、もうすでに20年くらいは経営されているんですよ。
でも、つぶれる気配は全くありません。
人が入ってるところなんかほとんど見たことがないのにも関わらずです。
こう考えてみると本当に不思議ですよね。(笑)
人がよく出入りしているコンビニや飲食店の方が長く続きそうなのに、実際フタを開けてみると人があんまり出入りしていない花屋さんの方が長く続いている・・・。
こんなのちょっとホラー要素足したらもう都市伝説ですよ。
ミステリーですもん。
「ネット通販とかしてるんだろ?」なんて声も出てきそうですが、ネット通販が一般的になったのなんかここ最近の話ですからね。
少なくとも15年くらい前ならネット通販とかそこまで認識されていないはずですから。
潰れる要素はいくらでもあるはずなのにですよ。
でも、それでもつぶれることがない花屋という謎の存在。
それでは、「なぜつぶれないのか」という理由について書いていきます。
花屋がつぶれない理由
なぜつぶれないか。
答えは簡単です。
「仕入れ値が比較的安いこと」と「花の注文をする顧客がたくさんいるから」
です。
花の注文というのは店頭販売のことではありません。
実際店頭販売のみだと立地の悪い花屋では売り上げに限界があります。
「花の注文」というのはこういう系です。↓
お祝いごとなどでよく送られるスタンドですね。
こういった物の注文を花屋は全て請負います。
顧客は冠婚葬祭に関わる個人客から一般企業、結婚式場、学校、クラブ、キャバクラなど大型の顧客まで様々です。
しかも、花は行事全てに関係しているといっても過言ではありません。
大型の注文なら一回で50万円~100万円以上の売り上げになるという話もあります。
また、立地を考慮するならさらなる売り上げを見込むことができます。
例えば墓地の近くに店舗を構えることができた場合、その花屋はその墓地が無くならない限りずっと安泰でしょう。
常に一定の売り上げを見込むことができます。
また、その店頭販売だけではなく先ほど述べたような大型の顧客が居ればさらにお店は繁盛します。
これが花屋さんがつぶれないトリックです。
むしろ、昔からあるお店ほど大型の顧客を抱えている可能性が高いので年数を重ねるごとにつぶれる可能性は低くなるでしょう。
売り上げの実績もドンドン積み重ねることができますし、大型の顧客からさらに顧客が広がることもあると思います。
一般人の目に見えない部分でしっかりと商売しているからこそ、人が入っていないように見えてもつぶれることがないのですね。
まとめ
今回は僕が「なるほどなー」と感心したことについてまとめました。
僕の親族や友人が花屋を経営しているわけではないので真偽は確認することができませんが売り上げの情報なども書かれていたので信憑性は高いと思います。
おそらく花屋以外にもこのように人の目につかない部分で商売をしているお店はたくさんあると思います。
商店街のお店が次々に閉店している、過疎化が進んでいる地域がたくさんある、などのニュースは最近よく聞きますが、そういった圧にも負けず経営を続けることができるお店もありますし、現に僕の実家の近くの花屋さんはいつつぶれてもおかしくないのにも関わらず根強く営業を続けています。
僕自身のことですが、花屋に対する見る目が少し変わったので「良いこと知れたなー」と思いました。
ちょっと得した気分です。
(それまで、経営の裏側を一切知らずに「あそこずっとつぶれねーなー。なんでだろうなー。」なんてぼーっとしてた自分が恥ずかしいです。)
今回はこのへんで終わりたいと思います。
ここまで読んで下さりありがとうございました。